シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジを徹底解説!ストーリー&トリビア
サラーム!毎月ディズニーに行ってるソルテです。
今回は東京ディズニーシーにある、シンドバッド・ストーリー・ヴォヤッジの紹介をするよ!
この記事を読んだら次にディズニーシーに行ったら必ず乗りたくなるからぜひ見ていってね。
シンドバッドは、「船乗りシンドバッドと子トラのチャンドゥと一緒に新しい航海へ出発し、最高の宝物を探しに行く大冒険」というのがテーマになっています。
船に乗って、ゆっくりと進むアトラクションのため、休憩がてらに乗る方が多いのですが、このアトラクション知る人ぞ知る隠れた名アトラクションなんです!
シンドバッドの隠された、歴史、物語、最高の宝物とは…わかりやすく解説します。
この記事を読んでディズニーシーを他の人よりも楽しんじゃいましょう!
シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジの歴史
「シンドバッド・ストーリー・ヴォヤッジ」、実は2006年にリニューアルされてるんです。
リニューアル前は「シンドバッド・セブンヴォヤッジ」という名前でした。
このリニューアル前と後ではストーリーが全く違うんですよ。
シンドバッド・セブンヴォヤッジ
シンドバッド・セブンヴォヤッジでは、千夜一夜物語の「船乗りシンドバッドの物語」を忠実に再現したストーリーでした。
「船乗りシンドバッドの物語」
大商人であった父を持つシンドバッドは父が亡くなったことで莫大な遺産を手に入れるが、豪遊ばかりしてしまい気づくと遺産はほとんどなくなっていた。残った財で船を買い、一獲千金を狙って海を冒険することを決意する。イラク、バズラの港を出港したとたん、ウツボ女によって航海を惑わされ、食料も底をつきそうになった時、巨大な卵を見つけ飢えを凌ぐが、怪鳥の卵だったため、戦闘に…なんとか難を逃れ、洞窟に入ったら財宝の山に遭遇する。一獲千金を達成したかと思われたが、洞窟の主である人食い巨人に見つかり戦うことになる。なんとか財宝を盗り、一時バズラに帰還し、王に報告をしたのちもう一度財宝を求め冒険や、そこでは、暴れサル、巨大クジラが現われ、またもや航海は難航。なんとか帰還したシンドバッドは富を得て幸せにくらしました。
このように、今のシンドバッドとは打って変わって、チャンドゥもいなければ、鳥を助けたり、巨人を助けたりすることはしてません。なんなら、卵を勝手に食べ、巨人を怒らせているのはシンドバッド一行なのです(笑)
シンドバッド・セブンヴォヤッジはこの時代、最も多くのオーディオアニマトロ二クスを使用していて、ディズニーとしてもかなりの期待度が高かく、アラビアンコーストのメインアトラクションになる予定だったそうですよ。
そのため、キューラインも長く、ジャスミンのフライングカーペットまであったそうですが、リニューアル後、その場所はジャスミンのフライングカーペットのエリアとなったそうです。
シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ
シンドバッド・ストーリー・ヴォヤッジにリニューアルした後では、内容も大幅に変わりました。
船乗りのシンドバッドと小虎のチャンドゥと一緒に心のコンパスを信じて、かけがえのない宝物を探しに行くというアトラクション。
「シンドバッド・ストーリー・ヴォヤッジ」
船乗りのシンドバッドはかけがえのない宝物を親友の小虎のチャンドゥと一緒に探すため、未知の海へと航海を進めていく。航海の途中嵐に見舞われるも、人魚の助けてもらい、たどり着いたルク島では怪鳥のルクの卵や雛を襲う盗賊と出会い、ルクと一緒に対決する。怪鳥のルクを助けたシンドバッドは魔法の羽をもらい、航海をすすめる。洞窟では盗賊によって捕らわれた巨人を羽を使い巨人を助け、盗賊を倒し、巨人と一緒に楽しく演奏をする。その後、サルタン王に乱暴者のサルを魔法の楽器でなだめてほしいと依頼され、サルと音楽を一緒に演奏し仲良くなる。その後、サルから大量のバナナをもらい帰還することに。その道中で島と間違えるほど大きいクジラと出会い、故郷まで送ってくれることになる。ルクの羽、巨人からもらった財宝、魔法の楽器、サルたちからもらったバナナ。たくさんの宝をもらったシンドバッド。本当のかけがえのない宝とはいったいなんなのだろうか。
リニューアル前とは違い、ルク鳥や巨人を助けることでそのお礼として宝物をもらっています。
そして、リニューアル前は歌が無くBGMとセリフのみでしたが、現在はコンパスオブユアハートという曲とセリフでアトラクションが構成されています。
以上がリニューアル前と後のストーリーなのですが、全く違いますよね。
シンドバッドは心のコンパスに従い、人のためになることをしたおかげでお礼をもらうことができたんですね。
シンドバッド・ストーリー・ヴォヤッジの見どころ
新旧のシンドバッドのストーリーがわかったところで、シンドバッド・ストーリー・ヴォヤッジの見どころを紹介します。
ストーリーに沿って説明します。
バズラの港
アトラクションが始まって、シンドバッドの故郷であるバズラの港では、「Farewell Sindbad!(さらばシンドバッド)」と書かれており、港のみんな総出でシンドバッドを見送っています。
このことからもシンドバッドは町のみんなから愛されていたのだなと思えますね。
そして、航海にでる直前預言者が、「シンドバッドこの先は危険じゃ! いかなる時も心のコンパスに従うのだ!」と言っています。
旧の時とは違い、「海は危険だけど、心のコンパスに従えば大丈夫だから心して行って来なさい」と預言者の愛が込められていますね。
人魚との出会い
航海に出た直後、嵐に見舞われるシンドバッド、この嵐の海に入った時、上から霧のような雨が実際に降ってくるので気にしてみてください。
嵐の海では、人魚の助けによって難を逃れることができました。
旧の時はウツボ女によって航海を惑わされていたという点でもかなり内容が変わりましたね。
怪鳥ルクとの出会い
嵐の海を越えたあと、ルク島に上陸するシンドバッドですが、その島では盗賊がルク鳥の卵と雛を襲っています。
それをシンドバッドとチャンドゥはルク鳥と一緒に卵と雛を守り、そのお礼に魔法の羽をもらいます。
この時頭上に巨大なルク鳥がいるので、よく見てみてくださいね。とてもかっこいいですよ。
このシーンも旧とは違い、シンドバッド一行が食料のためにルク鳥と戦うのではなく、ルク鳥を襲う盗賊を退治するというシーンに代わっています。
このシーンのチャンドゥの表情とてもかわいいです。怒ってます。かわいいです。
余談ですが、ルク鳥というのも千夜一夜物語に出てきます。象を片足で持ち帰り、雛に食べさせるくらい大きいといわれていたようです。
巨人との出会い
ルク鳥とお別れをした後、シンドバッドは洞窟で山のような財宝を見つけます。
その財宝は巨人のものだったのですが、巨人は盗賊によって牢屋に閉じ込められていました。
それを見かねたシンドバッドが、チャンドゥと共に盗賊を懲らしめ、巨人をルク鳥からもらった魔法の羽で助けるのです。
その後、シンドバッドと巨人は仲良くなり、一緒に音楽を奏でます。
助けてくれたお礼として財宝をもらうことになります。
このシーンも旧と違い、旧では巨人と戦っていたのが、新では一緒に音楽を奏でるまで仲良くなっています。
新のほうでは宝箱の金貨にうもれて尻尾だけが見えているチャンドゥがいるので探してみてくださいね。
サルタン王からの依頼
巨人とお別れをした後、インドに到着したシンドバッド。
インドでは、シンドバッドを大歓迎し、壮大なもてなしをされていますね。
そこで、サルタン王から「暴れ者のサルたちを魔法の楽器でなだめてくれ」と依頼をされます。
シンドバッドは快く受け入れ、サルタン王と一緒に楽器を演奏しています。
サルたちとの出会い
依頼を受けたシンドバッドは暴れ者のサルがいる岩だらけの島に行きます。
岩だらけの島では、サルがお祭りをしていたらしく、その中へシンドバッドが楽器を持ってセッションをしました。
そうすると、サルもより盛り上がり、仲良くなっていきます。
セッションをしてくれたお礼にサルたちからは大量のバナナをもらいます。
音楽の力がサルたちの心をなだめ、シンドバッドと仲良くなることができたのかもしれないですね。
このエリアでは、昔はバナナの香りがすごいしたのですが、今はしない…気がします。
私の嗅覚が弱くなっただけかもしれないですが、昔はバナナの香りがしてとてもいい匂いだったんですよ。
追記※2024年現在バナナの匂いします!!!
この時バナナの山に埋もれてるチャンドゥが本当にかわいいので見てみてくださいね。
クジラとの出会い
故郷へ帰ろうとした時、島と間違えるほどに大きいクジラと出会います。
心優しいクジラはシンドバッドとチャンドゥを故郷のバズラまで送ってくれます。
このシーンでは隠れミッキーがいるので探してみてくださいね。
ヒントはクジラの表皮です!
シンドバッドとチャンドゥの帰還
バズラの港に買えると橋には「Welcome Home Sindbad」と掲げられています。
シンドバッド達が持って帰ってきた魔法の羽や財宝、バナナは、町の人たちに分けられ、宴が開催されています。
花火も打ちあがっているのですが、花火の色と同じ色が宮殿を照らすという再現までされているのでそこにも注目してほしいです。
最後のシーンでシンドバッドが「いつでも心のコンパスを信じるんだ」と言っています。
この時のシンドバッドとチャンドゥの間にある地図に隠れアラジンがいるので探してみてくださいね。
見どころまとめ
シンドバッドは、「嵐の海での雨」や「岩だらけの島のバナナの香り」「バズラ港の花火の鮮やかさ」「コンパスオブユアハートという名曲」、五感をうまく使ってまるで自分がその場にいるかと思わせてくれるのです。
特にコンパスオブユアハートという曲が本当にいい曲なんです。
そのコンパスオブユアハートはアランメンケンが作曲をしているんです。
アランメンケンさんは、アラジンの「A Whole New World」やリトルマーメイドの「Under the sea」を作曲した方で、ディズニーの名曲をたくさん作ってきた方なんです。
こういう理由もあって、シンドバッドは体験ができるショーのように私は思っています。
ぜひ五感を意識して乗ってみてください。(味覚はないですが…)
考察
シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジの一番のテーマは「かけがえのない宝物を探す」でした。
では、シンドバッドとチャンドゥはこの船旅でかけがえのない宝物を見つけることができたのでしょか?そして、それは何だったのでしょうか?
シンドバッドは航海の途中に様々な物をもらいましたよね。
「魔法の羽」「巨人の財宝」「魔法の楽器」「バナナ」
では、その様々な物はどうしたのでしょうか?すべて自分の物にして豪遊したのでしょうか?
心のコンパスに従ったシンドバッドは、もらった物を町のみんなに分けていました。
それはなぜか、このシンドバッドの物語、真のテーマがあると思っています。
その真のテーマとは「助け合い」だと私は思っています。
シンドバッドの物語を振り返ってみてどうでしょうか?
嵐の海では人魚に助けられ、ルク島ではルク鳥と協力し雛を助けましたよね。
巨人も牢屋から助け出し、サルタン王の依頼を受け入れ、サル達と仲良くなった。(サルタン王を助けたともいえますよね。)
そして、コンパスオブユアハートの歌詞の中には「ついに見つけたよ宝物 宝石や黄金じゃなく 旅の中で巡り合った素晴らしい僕の友達」とあります。
シンドバッドにとっての「かけがえのない宝物」とは「友達」だったんですね。
だから、もらった財宝などは町のみんな(友達)に分けたんですね。
助け合うことで仲良くなり、友達になると困った時に助けてくれる。
それが人生という地図のない旅の中で心のコンパスとなり、本当の自分を見つけ出すことができるようになる。
そういう壮大なことを教えてくれているのだと私は考察しています。
だからこそ私はシンドバッドがすごく好きですし、ディズニーシーに行ったときは絶対に乗ります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ディズニーランドのアトラクションはどれも深いバックグラウンドストーリーがあります。
なんならアトラクションだけではなく、ショップでさえも開店して理由や店内装飾の理由などもさまざまあるのです。
こういったバックグラウンドストーリーを知ってから見てみるとディズニーがより楽しめるとおもいますよ。
これからもディズニーをより楽しめる情報を発信していきます。ぜひブックマークしていってくださいね。
みなさんの知ってるバックグラウンドストーリーがありましたら是非コメント欄で教えてください!
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